源平合戦と河野通信
7.奇計で父の仇を討つ
 その後、通信は伊予国に帰り、好機を待っていました。
 ある時、父の仇・西寂が伊予の波方(なみかた=波方町)までやって来たことを知った通信は
 地元の漁師に変装し、大あわびを献上したいといつわり、西寂の面前に乗りこみます。
 そして、たちまち西寂を捕らえると、父の墓前にひき立てて、これを斬ったのです。
 西寂もさるもの、斬られる前に通清の墓に小便をひっかけたと伝えられますから、敵ながら
 なかなかの豪の者だったと思われます。