元寇と河野通有
15.元軍の壊滅
 元の江南軍は一ヶ月半も遅れて到着しました。この間、海上で合流を待つ東路軍は水、
 食料不足などで悩まされ、疫病による死者もでたといいます。その上、通有たちは日本軍に
 よる決死の斬り込みなどで、ほぼ限界の状況に達していたようですが、ようやく両軍あわせて
 14万余の大軍が揃いました。しかし、日本軍にとって天佑(てんゆう)が再び起こります。
 その夜半にまた暴風雨がやってきたのです。<BR>翌朝、元軍はおびただしい死者と軍船の
 残骸(ざんがい)を残し、今回もその姿を眼前からかき消しました。
 そして河野氏は通有の功績により再び、旧来の権威と力を回復することができたのです